立川シネマシティの極音『ガールズ&パンツァー 劇場版』の最終上映に参加してきました。
行ってきました。
東京都立川市のシネマシティで、実に1年以上にもわたって上映され続けてきた「ガルパン劇場版」。筆者も昨日の最終上映で計5回の鑑賞となります。思えばけっこう回数重ねてきたなあ。
最終上映のようすは?
満員御礼。
公開中はほぼ毎日5割以上の席が埋まっていたんですが、やはりそこは最終上映日。シネマ・ツーのロビーもスロープも別れを惜しむファンでごった返してました。
でも、そこはやはり真摯なガルパンファンたち。整然と劇場に入っていきます。
こちらでは盛大にdisられてますけど。
上映前にスタッフさんから二言三言、連絡事項とこれまでの感謝のお言葉。どうやら100回以上観に行った猛者もいるらしいです。たまげたなあ
「おそらく近いうちに上映を再開するかと思います」との言葉に、会場中から歓喜の拍手。「マッドマックス」もそうでしたからね。
上映後も、会場中から温かい拍手が送られ、ひとまず立川シネマシティでの「ガルパン 劇場版」の上映は終了となりました。
「ガルパン劇場版」筆者のレビュー
1年以上前の映画なので今さら感ありますけど、さほど熱狂的なガルパンファンでもない筆者がレビューさせていただくとすると…
戦車戦のアクションは言うまでもなく100点満点
「戦車道が乙女のたしなみとして、授業科目になっている」
「学校やその周辺地区は学園艦という巨大な軍艦の上にできている」
「戦車はダメージを受けるが、乗組員たちは死なないし怪我もしない」
という独特の世界観にハマれるかどうかは別として、戦車戦はお見事というしかないくらい、よくできてます。
シネマシティの極爆の効果もあって「音」が抜群にイイ。砲弾の風切音、着弾音、爆発音、鉄がひん曲がる音、などなどが重量感を持ってリアルに響いてくる。
さらに、筆者が一番に感心したのが、「戦車戦の勝敗ロジック」がしっかりしているところです。
たとえば、カール自走臼砲を撃破するために、護衛している戦車を誘い出し、ガラ空きになったカールを殺人レシーブ作戦で撃破するくだりや、後半の遊園地での戦闘。迷路のような狭い地形でなぜIV号(あんこうチーム)は砲塔を回転させられたのか、というロジック。
これでもかというほどのアイデアを詰め込んだ戦車戦は、なるほどミリタリー描写にうるさそうな戦車マニアも納得させうるモノがあるんだなあと感心しきりでした。
ここがボンヤリしてしまうと、もともと荒唐無稽な設定がさらに荒唐無稽になっちゃいますからね。
戦車のことはあまり詳しくないですが、戦車戦は何度も観たいくらい楽しめました。継続高校のBT42とか、「こんな面白い戦車が実際にあるんだ!」って、びっくりするばかりでしたよ。
劇場版は無理してつくったの?
これは悪かったところ。
「大洗女子優勝したけど、やっぱ廃校にするわ」はないでしょ。
そこに乗れなかったので、後半の大学選抜チームと試合うまでの流れが退屈でしょうがなかったですね。
筆者もいろいろ考えたのですよ。廃校以外でふたたび大洗女子の女の子たちが戦う理由を。でもねえ、アイデア出てこない。
それって結局は、アニメできれいに完結してるってことなんですよね。大洗女子が戦車道を復活した最大の理由って、「廃校を阻止するため」だったわけですから、これが達成されちゃったら、それ以上の理由を考えだすか、お話じたいを終えるしかないですよ。
アニメの人気が劇場版の需要を喚起し、作らざるを得なくなったために、かなり強引な「話の軸」が必要になったんでしょうね。
たぶん、監督も脚本家さんも、必死に知恵を絞ったんだろうと思います。でも、廃校以上の戦う理由はひねり出せなかった。
最終章の制作が進んでいるようですが、果たして大洗女子がふたたび戦車に乗って戦う明確な理由というものを提示できるのか、楽しみでもあり不安でもあります。
というわけで、まとめ。
シネマシティでの「ガルパン劇場版」の公開も終わり、あの熱狂的なガルパンファンたちはどこへ行くのやら…
と思いきや、本日から『劇場版 艦これ』の公開がはじまっている!戦車の次は戦艦かあ〜
ミリタリーと美少女のギャップに萌え狂う映画としては「ガルパン」と同じジャンル。怖いもの見たさで鑑賞してみて、レビュー記事をあげようと思っています。
意外と評判いいらしいですから、まったくの門外漢が観て、レビューするのも面白いでしょ。
ただいま、アニメの2話めを鑑賞中。それでは『劇場版 艦これ』のレビューはのちほど。
2016/11/27 追記
『劇場版 艦これ』を観てきたのでレビュー。
おまけ
ちゃっかり聖地に行ってきました。