良い知らせと悪い知らせがある

良い知らせと悪い知らせがある

本当に良い映画も、良くない映画もレビューします。

まとめサイトと同レベルのテンプレ映画ブログがアクセス稼いでるとムカつくよねって話

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筆者の厳選記事5選

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 こんにちは、もとむらはじめ(@motomurahajime)です。

 

 2017年一発めの「ブログ運営論」カテゴリの記事を書きたいなーと思ってTwitterのタイムラインを眺めていたら、たまたま『ぐるりみち。』のけいろーさん(@Y_Yoshimune)の記事が飛び込んできまして。

 それがまあ、なんとも「我が意を得たり」というか、自分が言いたかったことを代弁してくれてるというか、そんな記事だったのでご紹介。

yamayoshi.hatenablog.com

 

 とくにこの部分。

 個人のブログで見かける「レビュー」は定型化しがち。あらすじを説明し、ネタバレの有無を記載し、印象的だった箇所のスクリーンショットを引用し、今後への期待と予想を盛り込んで「まとめ」とする。――それはそれでわかりやすいレビューではあるのだけれど、物足りなさを感じることがしばしば。

 

 それに対する僕の反応がこちらです。

 

 僕も映画レビューブログを標榜するサイトを運営している身。「自分自身、その点は重々承知の上で今後の課題として...」なんて書くと、「いやいや、俺は『わかってる』側の人間だし、これから改善するから他の人とは違うもんね~へっへーん!」と、免罪符的な言い訳でどんどんいやらしくなっていくので、そのへんはあえて棚上げ。

 

 今回の記事では、僕と同じく映画ブログを運営しているブロガー諸氏に対して思っていることや、僕が自身のブログ運営に関して考えていることなどを、抜き身の言葉でつづっていきます。

 

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まあ正直「コピペまとめブログ」は嫌いだね

 先ほどのけいろーさんの指摘を受けて。いきなりですけど、個人の映画ブログにありがちな「公式サイトからコピペしてきたレベルの登場人物やあらすじ、作品解説で文字数を埋めているだけの記事」、僕は嫌いです(けいろーさんの代弁ではなく、あくまで僕が「嫌い」という立場ですよ)。

 僕の嫌いな「映画ブログ」は9割がキュレーション、残り1割が感想で出来てる。そのたった1割の感想も、本人の言葉で書かれていないためか、膝を打つ説得力も読み進めたくなる熱量もない。

 「それが悪いとはいいませんが」なんて擁護することなく、僕は嫌いです。面白くないから。たとえば映画の情報をまとめるだけのサイトなら、シアターという映像コンテンツのまとめサイトがすでにあるわけでね。

ciatr.jp

 

 そんな、どこぞのサイトからコピペしてきたレベルのブログが多くのブックマークを得ていたり、アクセスを稼いでいたりすればするほど、腹が立つんですよ。「アクセス稼げてないやつの見苦しいジェラシーだ」と言われても結構。それはずばりその通りだし、正直ムカつかないって人は本気でブログ書いてんのかよって思いますし。

 

 僕自身、人物紹介やあらすじを引いてくることはあります。アクセスを狙った記事を書くこともあります。去年の11月までは、そういう記事を書いてました。

 それでも、自分の頭で考え、自分の言葉で書いた感想もしくはレビューを、キュレートした部分よりも多い文字数と熱量で書くことを心がけています。そうじゃないと、このブログは「僕にしか書けないメディア」にならないから。

 

 だから、「絶対泣けるから観に行け!」とか「万人におすすめ!」とか、嘘でも書かねえって話ですよ。

 

 あんまり言いたくないけど、本当に熱量を込めて書きたいって映画のレビューだったら何回もリピートして観るし、パンフレットも買うし、原作や設定資料を買う場合だってあります。3時間以上の推敲も重ねます。適当な文章でちょろまかした記事とは、かけたコストが違うんだよ。

 

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PV数が多いから面白いブログってわけじゃないっしょ

 けいろーさんの記事より引用。

 特にここ最近は、ブロガーの絶対数が増えたことによって、「検索で読まれるわかりやすい記事の書き方」が広く共有されている印象があります。でもその結果、短期でバズや収益が出しやすくなっている一方で、全体的に「わかりやすさ」が画一化されているんじゃないかとも。「バズる記事」「検索に強い記事」「プロブロガー」のテンプレ化。

 

 「ブログを成長させるために大事なのは更新すること」とか、「効果的なSEO対策の方法10選」とか。もう何度めだよ!金曜ロードショーの『風の谷のナウシカ』*か!書き手独自の新しい視点で書かれた記事ならまだしも、対して差別化もされてないテンプレ記事じゃねえか!と思うこともしばしば。

*金曜ロードショーでの放送回数が今年で17回め。

 映画ブログに限らず、専門ブログも雑記ブログもビジネスブログも、「検索で読まれるための記事」=「収益につながる記事の書き方」が画一化され、どのブログも似たり寄ったりになっている傾向にあるのは否めません。けいろーさんが指摘されているとおり。

 その結果、やたらとPV数が神格化されたり、鬼の首を取ったようにPV数を掲げて個人を攻撃したり。しかもひどい場合は名指しまでして人格攻撃をやってる始末。でもってご本人のさぞ素晴らしかろうブログを覗いてみると、可燃性のあるネタを攻撃的な言葉でつづってるだけで、たいして面白いことを書いているわけじゃない。

 そんなプロブロガー(笑)が量産する記事なんてクソの役にも立たないし、生理的に気持ち悪いので、いっそ垢バンされちまえばいい(こういうのを人格攻撃と言う)。


 まあ何を持って面白いとするかは人によりけり。でも、PV数だけを狙ったブログが量産されるというのは、ブログ文化の衰退につながると思うのですよ。映画だって、興行収入だけを狙って面白さが抜け落ちた映画が量産されれば、「商品としての映画」はもてはやされるだろうけど、「作品としての映画」はどんどん隅に追いやられていく。


 …ちょっと話が大きくなりすぎました。

 

 結局は自分のブログをどのようにマネジメントしていくかって話に行き着くわけですが、理想は自分の好き勝手に書いて、収益もあるブログが作れれば、それが一番いいに決まってる。

 道のりは途方も無いけど、僕が目指すところはそこなのです。だから、ブログのPV数に依らない稼ぎ方を模索する。電子書籍の出版もその一環でした。

 どうしても他ブロガー諸氏のPV数報告はノイズとして入ってくるけど、なるべくそのへんはシャットアウトして、これからのブログ運営では「僕にしか書けないメディア」という個性を磨いていきたい。

 なぜなら、まとめサイトと同レベルのテンプレ映画ブログがアクセス稼いでるとムカつくからね(無理やりつなげた感)。

 

というわけで、まとめ。

 けいろーさんの記事に触発されて自分の考えをつらつらと書いてみました。ざっと読んでみて、あんまりまとまってないなあという印象。ただまあ、年初に言っておきたいことは書けました。

 そう言えば、「2016年の映画レビューまとめ」という映画レビュー記事をリスト化したページを作ったんですが、10月にアップした記事と12月にアップした記事とでは、だいぶ分量も熱量も違ってきています。

 

 

有り体に言えば「ブログが成長した」なんでしょうかね。おかげさまでアクセス数だけでなく、ページの平均滞在時間も軒並み右肩上がりで来ております。

2017年もメインコンテンツである「僕にしか書けない映画レビュー記事」をブラッシュアップしていきながら、先ほど書いたように「ブログのPV数に依らない稼ぎ方」を試行錯誤していきます。次はメルマガでも発行してみようかな~とか考えてみたり。

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