海外旅行がお好きなあなたにおすすめ。:映画『インフェルノ』レビュー
朝イチで『何者』を観て、その流れで鑑賞。
隣のおばさんが上映中ずっとガサゴソやってて、あんまり集中できなかった…。
ダ・ヴィンチの名画に隠された謎が世界中で一大センセーションを巻き起こした『ダ・ヴィンチ・コード』(06)、ヴァチカンを舞台にガリレオの遺した暗号を解き秘密結社イルミナティの陰謀に迫った『天使と悪魔』(09)。そして2016年、全世界を熱狂させ続けているシリーズ第3弾『インフェルノ』がついに10月28日(金)に日米同時公開される。
数々の謎を解き明かしてきた宗教象徴学者ロバート・ラングドン教授(トム・ハンクス)が、人類滅亡の恐ろしい計画を企てている生化学者ゾブリストが詩人ダンテの叙事詩「神曲」<地獄篇インフェルノ>に隠した暗号の謎に挑む。(公式ホームページ)
『ダ・ヴィンチ・コード』に代表される、ダン・ブラウン原作。
ぼくは「ラングドンシリーズ」が大好物でして、期待の本作も見逃すわけにはいかないのです。
では、さっそくレビューを。
アクション要素多め、全体もコンパクトに
過去2作品に比べ、本作はアクション要素が多め。
これは、個人的には嬉しいところ。
さすがに、ハリウッドのアクション大作と比べると、ド派手な殺陣もスタントもありませんが、謎解きに上映時間を割くよりは、テンポよくアクションを入れてくれたほうが飽きないですからね。
さらに、フィレンツェ、ヴェネツィア、イスタンブールといった風光明媚な観光地名所を、2時間弱の尺の中でこれでもかと見せてくれる。
『ダ・ヴィンチ・コード』を観たときにルーヴル美術館に行きたくなったように、本作も観光ガイド映画としては本当によくできてます。
ヴェネツィアの街、一度は行ってみたいなあ〜
海外旅行でかの地を訪れたことのある方は、より楽しめること間違いなしでしょう。
かっこいいフェリシティ・ジョーンズが観られるのでOK
年末最大の話題作、『ローグワン / スターウォーズ・ストーリー』で主役を張ることになった、ファシリティ・ジョーンズが本作のヒロイン。
行動的で聡明な女性を演じています。
ヴェテランのトム・ハンクスに引けをとらない、可愛らしさのなかに知性を感じさせる演技は見もの。
本作では彼女が物語のキーマンとなっているので、その一挙手一投足を見逃さないように!
といっても、全体的にはあっさりめ
個人的には、アクション要素あり、謎解きもわかりやすい、ということでおすすめではあるんですが、『ダ・ヴィンチ・コード』『天使と悪魔』に比べると、食い足りなさがありました。
過去2作品にあった、ぶっ飛んだ展開があってもよかったかも…ですね。
というわけで、まとめ。
本作を観れば、ラングドン教授にガイドしてもらいながら、イタリアの観光地をめぐりたくなること間違いなし!