良い知らせと悪い知らせがある

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真剣に考えろ!読まれるブログの記事とはどういうものかを

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筆者の厳選記事5選

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最初に、この記事は「がむしゃらに記事を量産する」期間を終えて、これからブログの差別化、自身のブラディングを目指す、筆者と同じフィールドに立っているブロガー諸氏に読んでもらえると幸いである。


今回のテーマは、「読まれるブログの記事とはどういうものか」。

 

タイトルが重要というが、コツや型に振り回されていないか

「~がヒットした3つの理由」

「~が知っておくべき◯◯の10選」

「◯◯のメリット、デメリットを紹介する」

「まだ◯◯で消耗してるの?」

ブログを書き始めてから、ブロガー諸氏の様々なブログを読ませていただく機会が多くなったが、いつも思うのが、「なんかどのタイトルも似たようなのばっかりだな」である。

振り返って筆者のブログはというと… 例にもれず、どこかで見たことのあるような、似たようなタイトルが並んでいる。

まさに「お前が言うな!」なのだが、今回は自分の落ち度は棚に上げて、書きたいことを書かせていただきたい。

あなたは、「なぜブログの記事を読まれるにはタイトルが重要なのか」、真剣に考えたことはあるだろうか。

読まれるブログを書くためには、タイトルが重要だと言われる。それはブロガーであれば、初心者であろうが上級者であろうがわかりきっていること、いわばブログの常識である。

「記事を書くのと同じくらいの時間をかけてタイトルを考えるべき」というのはよく言われていることだし、さらには「タイトルはこういう風に書けば良い」「思わずクリックしたくなるタイトル」といった「コツ」「型」まで存在する。

たとえば、

疑問形で書く

数字を入れる

具体的な商品名よりも、商品から得られるメリットを書く

わかりやすく簡潔な言葉で書く

有名ブロガーの真似をする

!や?を入れる

「~の理由」「~の方法」

…などである。

どれもタイトル付けをするために大事な要素ではあるし、SEO的にも有効なタイトルの付け方なのかもしれない。

多くのブロガーが情報発信していることもあって、最近では(昔からかもだが)、「◯◯する3つの方法」とか「◯◯するたった1つの理由」とかいうタイトルが流行っているようにも見受けられる。

正直、ウンザリだ。またか、と。

もちろん、書き手のネームバリューで記事を読ませる場合もあるし、タイトルの「◯◯」の部分が他より抜きん出ていて、エキセントリックで、今までにない記事の内容を想起させるものであれば、読み手に記事を読ませる「引き」はある。

一方で、ありがちなタイトル付け、たとえば「ブログの記事を読まれやすくする3つの方法」や「毎日ブログを更新するべきたった1つの理由」なんて、よっぽどでなければクリックされることはない。差別化ができていないからである。

なぜ似たようなタイトルが次から次へと量産されるのか。

筆者は多くの似たようなタイトルを付けてしまうブロガーが、情報を盲信し、振り回され、思考停止に陥っているからではないかと考える。

有名ブロガーの記事だったり、Google検索でトップに表示される記事には、読み手からするとどうしても「この記事は信頼できる」という心理がはたらく。

そういった記事には非常に有益な情報が書いてあることを認めたうえで、それでも自己ブランディングや差別化を考えるなら、テンプレートになりがちなタイトルを、どうやって独自の切り口で目立たせるか、クリックの呼び水にするか、真剣に考える必要がある。

どんなに素晴らしい記事の内容でも、タイトルに「引き」がなければ、検索結果の海に埋もれて、クリックすらされないのが現実だ。

 

タイトルで引き、記事で読み手に打ち勝つ

「タイトルには検索されやすいキーワードを盛り込む」というのは、SEO的には正解だが、最初に書いたとおり、それだけだと差別化・ブランディングという視点が抜け落ちている。

タイトルをクリックさせ、記事を読んでもらうために必要なのは、タイトルに「相手にリアクションさせるしかけ」を盛り込むことである。タイトルを読んで「どういうことだ?」「うそぉ!?」「おっしゃるとおり!」と、相手に感じてもらうのが狙いだ。

それが強烈であれば強烈であるほど、「引き」になる。たまたまタイトルを見た「通りすがり」が、あなたの記事の読み手になる。自分のリアクションが正しかったかどうか、答えを欲しがる。

たとえば、筆者自身が「どういうことだ!?」と感じ、まんまとクリックしてしまった秀逸なタイトルがこちら。

sonicch.com

数年前に流行った記事なので、覚えていらっしゃる方も多いだろう。正確にはブロガーの書いたブログの記事ではないが、学ぶところは多い。

この「おもしろ」の法則に気づいたことも、タイトル付けも素晴らしい。たとえばこれが「WEB業界の人って身振り手振りが激しいよね」というタイトルだったら、読まれることもなかっただろう。

ひとつのタイトルの中に「WEB業界」と「ろくろ」という、デジタルとアナログの相反する単語のギャップが疑問を生み、頭の中が「どういうことだ!?」と混乱する。瞬時に記事の中身を見て答え合わせをしたくなるのだ。

これが相手にリアクションさせるしかけであり、まず書き手が狙うのはここ。

次に書き手は、本文で読み手に答え合わせをしてもらうわけだが、書き手が記事で提示する「答え」というのが、次に重要になってくる。要は記事に書かれている情報の正確さや、切り口の面白さや、信憑性である。

記事の中身に読み手が欲しがる「答え」があるか、あるいは読み手の想像を超えた感動を呼び起こす「別の答え」があれば、記事は「読ませる記事」から「シェアすべき記事」、「リピートして読みたい記事」へとレベルアップする。そして、その積み重ねが書き手自身の信頼度になる。

逆にタイトルで釣って中身が伴っていなければ、読み手はすぐに離脱するか、炎上するかだ。炎上を狙って一時的にバズらせ、ページビューを稼ぐ方法もあるだろうが、毎度その芸当を続けられる力量が必要になってくる。

タイトルが尖りすぎて記事の中身が伴っていないようであれば、タイトルを丸くしたり、過激な表現を抑えれば、ある程度の炎上対策にはなる。

とにかく、「タイトルで勝負をしかけ、記事でKOする」。タイトルが煽っていたり、過激だったりしても、読み手を記事で「ぐうの音も出ない」状態にしてしまえば、勝ちである。

「コツ」や「型」はあくまでヒントでしかない。100人のブロガーが同じように「コツ」と「型」を使って記事を書けば、100の似たような記事ができあがるだけだ。差別化もクソもない。

どういうタイトルならクリックされるか、どういう記事なら読み手の想像を上回れるかは、自分で考えて、書いて、感性を磨いていくしかない。

 

読まれるブログとは、読まれる記事とは

読み手がたった1人でも、その読み手の人生だったり価値観だったりを変えることができれば、そのブログは価値のあるブログだと言えるし、逆にどれだけページビューがあったとしても、記事の中身がコピペや受け売りだけでは、価値のあるブログとは言えない。

ただ、ブログでお金を稼ぎたいとか、承認欲求を満たしたいとかいう話になると、だれかに読まれる機会が多くなるに越したことはない。お金が入ってくるチャンスは増えるし、書き手としての認知度も上がるからである。

筆者のように、まだネームバリューで勝負できないブロガーは、一にも二にも人がたくさんいるところに記事を露出し、タイトルで誘い、記事で勝負する必要がある。

それぞれ、

SEO対策やSNSで拡散→記事を多くの人に見てもらう

タイトル→通りすがりを記事の読み手にする

記事→読まれ、シェアされ、信頼を勝ち取る

いずれも繰り返し繰り返し、実践し、検証し、改善していくことで、磨かれていく。「PDCAサイクルを回せ」というやつだ。

一刻も早く自身のブロガーとしてのスキルをレベルアップさせるために、筆者は今日も「考えながら」記事を書いていく次第である。