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ネタバレ覚悟!『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の登場人物とストーリーを予習しよう!

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筆者の厳選記事5選

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今年最大の話題作である、映画『スター・ウォーズ』 のスピンオフ作品、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の公開がいよいよ2週間後となりました。

今回の記事ではネタバレも辞さない覚悟で、「ローグ・ワン」を100倍楽しむための基礎知識、これまでリークされている情報、および筆者の妄想をぶちまけたいと思います。

まずは、最新の予告動画を貼っておきますね。

www.youtube.com

 

2016/12/16 追記

本日公開となりました。最新レビューを書きましたのでこちらをどうぞ。

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ローグ・ワンの主要な登場人物たち

まずは『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』に登場する主要なキャラクターについて見ていきましょう。キャラクター画像と紹介はWookieepediaより引用しました。

反乱同盟軍の主要人物

ジン・アーソ/フェリシティー・ジョーンズ

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ジン・アーソ(Jyn Erso)は人間の女性で、銀河大戦に参加した反乱同盟軍の兵士。ヤヴィンの戦いの直前、ジン・アーソ軍曹は反乱軍の指導者モン・モスマから銀河帝国の超兵器デス・スターに関する情報収集任務を与えられ、“ローグ・ワン”と呼ばれる分隊の一員として、デス・スター設計図の強奪任務に参加した。 

15歳から両親と離れて独りで暮らし、数々の犯罪行為を犯してきたならず者(ローグ)。彼女の父・ゲイリンは銀河帝国軍のデス・スター・プロジェクトの参加者で、密かにデス・スターの完成を反乱同盟軍に発信していた人物です。ゲイリンのメッセージを傍受した反乱軍は、ジンも参加することになった「ローグ・ワン」に、デス・スターの設計図の強奪を託します。

 

キャプテン・キャシアン・アンドー/ディエゴ・ルナ

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キャシアン・アンドー(Cassian Andor)は人間の男性で、共和国再建のための同盟に仕えた兵士。同盟軍情報部に所属する経験豊かな大尉で、冷静沈着に任務を遂行した。ヤヴィンの戦いの直前、アンドーは衛星ヤヴィン4のグレート・テンプルに設置された反乱軍秘密基地に配属されていた。

反乱軍の司令官としてローグ・ワンを率いる人物。戦闘経験な軍人として、同盟軍情報部の技師として、多彩な才能を持っているようです。ならず者たちのローグ・ワンをどのようにしてまとめあげ、強奪作戦を成功へ導くのでしょうか。

 

チアルート・イムウェ/ドニー・イェン

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チアルート・イムウェ(Chirrut Îmwe)は衛星ジェダ出身の人間の男性で、銀河大戦に参加した盲目の僧兵。フォースやジェダイの教義を信奉し、厳しい精神と肉体の鍛錬によって己を磨き上げていた。帝国時代、イムウェは友人のベイズ・マルバスと共に故郷ジェダで銀河帝国と戦った。

接近戦の棒術を得意とする盲目の僧兵。フォースへの感応能力は持ち合わせていませんが、フォースやジェダイを熱心に信奉しており、相棒である同郷出身のジェダとは性格も信仰も対照的です。

『ローグ・ワン・スター・ウォーズ・ストーリー』で筆者がもっとも注目する人物です。なんて言ったって、演じるのは我らがドニー・イェン兄貴。アジア人俳優として初の「スター・ウォーズ」サーガの主要人物であり、「宇宙最強のドニー無双」に期待が高まります。

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ベイズ・マルバス/チアン・ウェン

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ベイズ・マルバス(Baze Malbus)は人間の男性で、帝国時代を生きたフリーランスの暗殺者。マルバスは僧兵チアルート・イムウェのパートナーでかつ忠実な保護者で、衛星ジェダを占領した銀河帝国に反旗を翻した。ヤヴィンの戦いの直前、マルバスは反乱同盟軍の“ローグ・ワン”分隊のメンバーとしてデス・スターの設計図を巡る戦いに参加した。

チアルート・イムウェの相棒ですが、フォースへの信仰を持たない現実主義者。重連射式キャノンを使う射撃の名手です。

ドニー兄貴と同じく、アジア人俳優として初の「スター・ウォーズ」サーガの主要人物として出演です。

 

ボーディー・ルック/リズ・アーメッド

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ボーディー・ルック(Bodhi Rook)は衛星ジェダ出身の人間の男性で、共和国再建のための同盟に仕えた兵士。もともと銀河帝国に所属するパイロットだったが、自らの操縦の腕と技術的才能を反乱軍に提供した。

予告編では、彼がならず者たちのチームを「ローグ・ワン」と名付けることになります。

 

パオ

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パオ(Pao)はドラバタ種族の男性で、銀河大戦期に活躍した共和国再建のための同盟のコマンドー兵士。

現在、素性以外の情報がリークさられておらず、多くの謎の残る人物です。

 

K-2SO

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K-2SOはもともと銀河帝国の軍隊用に開発されたアラキッド・インダストリーズ社製KXシリーズ・セキュリティ・ドロイドである。共和国再建のための同盟のキャシアン・アンドー大尉によって再プログラムされ、反乱軍のために戦うドロイドとなった。

R2-D2, C-3PO, BB-8と、個性的でマスコット的なドロイドたちが登場するのもスター・ウォーズサーガの魅力のひとつ。『ローグ・ワン・スター・ウォーズ・ストーリー』ではK-2SOがその役を担います。予告編では、強奪作戦を「97.6%の確率で失敗します」と予測していますが、果たして。

 

反乱軍に協力する?人物

ソウ・ゲレラ/フォレスト・ウィテカー

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ソウ・ゲレラ(Saw Gerrera)は人間の男性で、クローン大戦中にオンダロン反乱軍の兵士として独立星系連合と戦ったレジスタンス戦士。

アニメ『クローンウォーズ』で分離主義勢力に反する反乱軍リーダーとして戦ったキャラクターということで、アニメからの実写化キャラクターです。クローン大戦終結後、反乱同盟軍に加わり、反乱運動における重要人物となったようですが、「その戦術は反乱軍の方針とはかけ離れたもの」とされています。どうしても「裏切り」「離反」といったキーワードがチラつきますね。

 

ゲイリン・アーソ/マッツ・ミケルセン

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ゲイリン・アーソ(Galen Erso)は人間の男性で、帝国時代の科学者。妻ライラ・アーソとの間にジンという名の娘がいた。クローン大戦中、ゲイリンの一家は分離主義者のエージェントに誘拐されたことがあった。ゲイリンは宇宙に関する深い知識を持ち、銀河大戦期には銀河帝国と反乱同盟軍の双方が彼を探し求めた。

ジン・アーソの父親にして、デス・スターの設計者。反乱軍はゲイリンの暗号化されたメッセージを傍受したことで、娘のジンを中心としたデス・スターの設計図を奪取する部隊「ローグ・ワン」を結成します。彼はなぜ帝国軍を裏切るような行為をしたのかが気になります。

 

銀河帝国軍の主要人物

オーソン・クレニック/ベン・メンデルソーン

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オーソン・クレニック(Orson Krennic)は人間の男性で、銀河帝国に仕えた高階級将校。銀河大戦中、帝国軍先進兵器研究部門の長官を務めた。

デス・スターの保安任務を務める人物。つまり、「ローグ・ワン」最大の敵です。彼はストーム・トルーパーよりも精強なデス・トルーパーから成る分隊を率います。ダース・ベイダーや皇帝とはどのような関係なのでしょうか。

 

ダース・ベイダー/スペンサー・ワイルディング

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アナキン・スカイウォーカー(Anakin Skywalker)は並外れたフォース感応力を持つ人間の男性で、銀河共和国に仕えたジェダイ・ナイト。フォースのダークサイドに転向した後、シス卿ダース・ヴェイダー(Darth Vader)として銀河帝国に仕えた。

2005年の「エピソードIII/シスの復讐」から実に11年ぶりの登場となるベイダー卿。「ローグ・ワン」では、まだ自分の双子の息子と娘の存在を知らぬまま、皇帝の右腕として、銀河最強のフォースの戦士として、君臨しています。フォースを操り、ライトセーバーを振るうベイダー卿に、ローグ・ワンはいかにして立ち向かうのか。大注目です。

アナキンを演じたヘイデン・クリステンセンの出演も噂されていましたが、スペンサー・ワイルディングの出演が確定しました。彼の2m超の体格はダース・ベイダーを演じるのにジャスト。どのようなライトセーバーアクションが観られるのか、期待したいですね。

 

「ローグ・ワン」の意味は?

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ローグ・ワン(Rogue One)は共和国再建のための同盟の指導者モン・モスマからデス・スター設計図の獲得任務を与えられた反乱軍兵士の分隊。

「Rogue」には悪党、ごろつき、ならず者という意味があります。では、タイトルの「ローグ・ワン」にはどういう意味が込められているのでしょうか。

スター・ウォーズサーガで「ローグ」と名のつくものは、過去に「エピソードIV/新たな希望」でルーク・スカイウォーカーがデス・スター破壊作戦に参加した時のレッド中隊が、のちに「ローグ中隊」と呼ばれるようになります。「エピソードV/帝国の逆襲」では、ルーク率いるローグ中隊がホスの戦いで帝国軍を迎え撃ちます。

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反乱軍のローグ中隊と、「ローグ・ワン」の間に何か関係はあるのでしょうか。監督のギャレス・エドワーズはこう語ります。

『どうなんでしょうね。惑星ホスで登場する中隊は、本作で起こる出来事を“記念して”名付けられた、ということもあるかもしれませんよ。もしかしたら、そういう関連があるのかもしれませんね。

基本的には、ローグ・ワンというのは軍事的なコールサインなのですが、それと同時に、これまでの「スター・ウォーズ」とは少し趣きが違う方向へと“反逆した(=ローグ)”シリーズ最初の映画であり、フェリシティ・ジョーンズ演じるジンもある意味で“反逆者(=ローグ)”でもある、という二重三重の意味も持っています。

引用:http://starwars.disney.co.jp/movie/r1/interview.html

たしかに、正規の軍人たちではない、犯罪者や賞金稼ぎで作り上げられた「反逆者」という意味であり、これまでの「スター・ウォーズ」シリーズとは趣きの異なる作品=反逆した作品という意味でもあるということでしょう。

他にも、「ローグ・ワン」のメンバーそれぞれが主人公であるという意味にもとれそうですし、2018年に公開される予定の、ハン・ソロ(彼もRogue=ならず者ですね!)を主人公としたエピソードは、「ワン」から「ツー」へ、そして2020年公開の「スリー」へと続いていくのではないか、という推測もできそうです。

 

「ローグ・ワン」はどんなエピソードになる?

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の結末は、エピソードIV/新たな希望のオープニングですべて明かされています。

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凶悪な銀河帝国の支配に反乱軍の秘密基地から奇襲を仕掛け帝国に対し初めて勝利を収めた。更にその戦闘の合間に反乱軍のスパイは帝国軍の究極兵器の設計図を盗み出すことに成功。それは”デス・スター”と呼ばれ惑星をも粉々にするパワーを持つ宇宙要塞基地だった。

設計図の強奪作戦に成功したことは、エピソードIVのオープニング、本編ですでにわかっていることですが、それまでスター・ウォーズのファンが想像で埋めていた"エピソード3.5"の詳細が、今回の「ローグ・ワン」で明らかになります。

気になるのは、「ジェダイの騎士がいない寄せ集めの反乱同盟軍が、いかにして精強無比な帝国軍から設計図を盗み出すことができたのか」ということ。フォースを操る銀河最強の戦士・ダースベイダー率いる、圧倒的な装備・兵器を持つ帝国軍からそれを成し得るとは、並大抵ではないことは想像に難くありません。

おそらく、全員が全員、無事に帰ってくることはないでしょう。先ほど紹介した「ローグ・ワン」の主要人物の何人か、あるいは全員が死亡する可能性すらあります。

「ローグ・ワン」は勝ち目のない、あまりに絶望的な帝国軍との戦いのなかで手にした、「デス・スターの設計図」という唯一の希望こそが、「エピソードIV 新たな希望」という新たなサーガに繋がっていく、という流れになりそうです。

 

「ローグ・ワン」にサプライズはあるか?

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』では、ポスターや予告動画では一度も明かされなかった、年老いたルーク・スカイウォーカーが最後の最後に登場するというサプライズが用意されていました。

「ローグ・ワン」ももしかすると、現時点では明らかにされていない、過去のエピソードがらみの意外な人物が登場するかもしれません。

考えられる人物を挙げてみました。

 

ヨーダ

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ヨーダ(Yoda)は銀河史上最も有名かつ強力なジェダイ・マスターのひとり。エピソードIIIで帝国に追われ、惑星ダゴバに隠居した彼は、エピソードVで初登場したときにはすでにルーク・スカイウォーカーの存在を感知していました。

筆者は「ローグ・ワン」で銀河の行く末を案じるヨーダの姿が観られるのでは、と予想しています。

 

オビ=ワン・ケノービ

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隠遁後はベン・ケノービ(Ben Kenobi)という名で知られた銀河共和国末期のジェダイ・マスター。アナキン・スカイウォーカーの師匠であり、彼を倒したあとはルーク・スカイウォーカーを見守るために、砂漠の惑星タトゥイーンに隠居します。

若きオビ=ワンを演じたユアン・マクレガーはもちろん健在なので、老齢のメイクを施して出演してくれるのであれば…期待できそうです。

 

レイア・オーガナ姫

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ダースベイダーの娘で、ルーク・スカイウォーカーの双子の妹。実はもっとも登場が有力視されている人物です。スター・ウォーズ界隈では、「エピソードIVに登場した、レイア姫のホログラム・メッセージを撮影するシーンが出てくるのでは」という憶測が飛び交っています。

演じたキャリー・フィッシャーが再び演じることはないと思いますが、最有力候補であることは間違いなさそうです。

 

というわけで、まとめ。

いかがでしたでしょうか。

公開まで残り2週間ということで、いやでも期待が高まる「ローグ・ワン」。筆者も日々予告動画を眺めながら、「おれが考える最強のローグ・ワン」に思いを馳せています。

読者のみなさまはぜひ、この記事を読んで『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の予習していただけると幸いです。