良い知らせと悪い知らせがある

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本当に良い映画も、良くない映画もレビューします。

こいつはコトだ!『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』はトム・クルーズが神の領域に足を踏み入れた映画である

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筆者の厳選記事5選

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こんにちは、もとむらはじめ(@motomurahajime)です。

約2ヶ月半ぶりの新作映画レビューでございます。

もちろんこれまでにも新作映画は観てたんですよ。

『ジョン・ウィック チャプター2』とか。

『劇場版 ポケットモンスター キミにきめた!』とか。

『メアリと魔法の花』とか。

いずれ時間を見つけて記事をアップしますのでしばしお待ちを…

 

さて、今回レビューする映画はトム・クルーズ主演の最新映画『ザ・マミー』でございます。

公開からまだ1週間も経ってないのに劇場はガラガラ。

平日の午前中とは言え、学生さんなんかは夏休みなんだからもっと映画観に来ててもいいはずなんだが…

「こいつはコトだ!」

ではでは、レビューへと参りましょう。

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映画『ザ・マミー』とは?

youtu.be

公式サイト:http://themummy.jp/

【原題】THE MUMMY

【日本での公開】2017年7月28日

【上映時間】116分

【監督】アレックス・カーツマン

【脚本】デヴィッド・コープ、クリストファー・マッカリー、ディラン・カスマン

【出演】トム・クルーズ、アナベル・ウォーリス、ソフィア・ブテラ、ラッセル・クロウ

【あらすじ】中東で、古代エジプトの文字が刻まれた石棺が発見される。その発掘に居合わせたアメリカ軍関係者のニック(トム・クルーズ)は、考古学者のジェニー(アナベル・ウォーリス)らと共に調査のために石棺をイギリスに運ぶ飛行機に乗り込む。だが、フライト中に思いも寄らぬアクシデントが起きて、ニックをはじめとする軍関係者を乗せたまま輸送機はロンドン郊外に墜落し、石棺の所在もわからなくなってしまう。(シネマトゥデイ)


Yahoo!映画の評価平均点 3.06点

Filmarksの評価平均点 3.2点

僕の評価は50点中 50点

これですよ!

決して「100点満点中の…」ではないんです。

50点満点中の50点なんです、この映画は!

ざっくりとした感想は…

「とうとうトムは”神の領域”に足を踏み入れたか!」

 

『ザ・マミー』は『アベンジャーズ』や『ジャスティス・リーグ』のような、いま流行りのユニバースらしいですよ。

往年のモンスター映画を連続リメイクする、その名も「ダーク・ユニバース」なんだとか。

さてさて、こちらのユニバースはどのように展開していくのやら。

 

前半は紛うことなきトム・クルーズ映画

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序盤は物語の発端である、「歴史から消された」古代エジプトの王女・アマネットのエピソードから。

最初こそ「おや?今回の映画はちょっといつもとテイストが違うぞ…」という印象こそあれ、その一抹の不安は直後のシーンで一気に解消されました。

どう考えてもIQの低い(褒め言葉)、『ミッション:インポッシブル』のイーサン・ハントとは真逆を行くゴリ押しアクションで魅せるニック・モートンことトム・クルーズ!

さらに、本作のヒロインであるアナベル・ウォーリス演じるミス・ハルジーとの会話シーン。

トムの「昨日この女性と寝ましたが~」の台詞一発で「あっ、いつものトム・クルーズ映画だ!」という100点満点の出だし。

まるでお盆休みに実家に帰ってきたような安心感すら感じましたね。

これはもうアーノルド・シュワルツェネッガーが出る映画で事あるごとに「I'll be back.(アイル・ビー・バック)」と言っているように、トム・クルーズも出る映画で事あるごとに「昨日この女と寝ましたが~」と言わせるべき。

それからなんやかんやあって、これまた『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』からIQだけ引いたような飛行機墜落アクション。

これも本作に限って言えば100点満点です。

そうして諸々の謎を残したまま、前半は幕を閉じます。

 

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後半は、あのアクションスターを彷彿とさせる展開に

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「安定のトム・クルーズ映画」で始まった『ザ・マミー』。

「ダーク・ユニバース」の先発と言うこともあってか、後半からは過去のトム・クルーズ映画にはなかったアドベンチャー要素、ゾンビ映画テイストでなかなか新鮮な展開をしていきます。

そのなかでも僕が注目したのは、55歳でありながらビルドアップされたトムの肉体…はもちろんなんですが、これまでとは一味ちがうトムのアクションですね。

何と言いますか、トム・クルーズは年齢を重ねてますますジャッキー・チェンの領域に足を踏み入れようとしている気がするのですよ。

なんやかんやあって蘇生したトムが、他人に自分が素っ裸であることを指摘されて「オットット…」となるシーン。

ワンアクションごとにいちいちツッコミどころを入れてくるあたりなんか、ジャッキー・チェンの往年のアクションを彷彿とさせます。

Twitterなんかを見てても、僕と同じような指摘をされている方も多いので、『ザ・マミー』を鑑賞した少なからぬ人は同じような思いを抱いたはず。

そう、まさにトム・クルーズは還暦を前にして”アクション映画の神”たるジャッキー・チェンの領域に、”神の領域”に足を踏み入れたのです!

ラストは往年の名作『プロジェクト・イーグル』に寄せた衣装まで披露するトムの”神対応”ぶり!!

 

『ザ・マミー』って、トムが”神”になるお話なのかもなあ(しれっ

 

ソフィア・ブテラは男子の劣情を刺激するからいけないと思います!

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トムはほぼ神格化されているので良いとして、今回やっぱり注目すべきはアマネットを演じたソフィア・ブテラ!

最近では傑作スパイアクション『キングスマン』で義足の殺し屋・ガゼル、『スター・トレック BEYOND』では異星人の戦士ジェイラ、いずれも記憶に新しいですね。

そして今回の『ザ・マミー』で準主役・アマネット、なんと古代エジプト映えする顔か!

鍛え上げられた、しなやかな筋肉がまた色気があってですね…

おどろおどろしいゾンビの親玉なんですが、セクシーで妖艶。

『ザ・マミー』のお話じたいは記憶に残らなくても、ソフィア・ブテラの姿はまぶたにも脳裏にも焼き付けて劇場を後にした人多数!のはず。

これこそまさにいま流行りの、男子の劣情を刺激するいけない女優ですよ… 

 

ということで、まとめ

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本作からスタートする一連の「ダーク・ユニバース・プロジェクト」。

完結するころにはトム・クルーズも還暦を迎え、「アジアのジャッキー・チェン、アメリカのトム・クルーズ」などと呼ばれているでしょう(たぶん)。

『ザ・マミー』は、トム・クルーズが”神”になる映画なのだから…

 

本作のサントラはこちら

 

 

気づけば今年のハロウィンも近いということで

 

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