良い知らせと悪い知らせがある

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人気アニメの実写映画『鋼の錬金術師』の特報映像が公開。CGには期待できそう!

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人気マンガの実写映画『鋼の錬金術師』の特報映像が公開されました。

主人公・エドを演じるHeySayJUMPの山田涼介くんのアクション、フルCGアニメーションで描かれたアル、エドに迫ってくるクリーチャー(すいません、筆者は相変わらず原作未読です)が見どころとなっていますね。

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Twitterではいつものように賛否の声があがっています。

山田涼介は適役だけど女優陣は全くダメ!

実写版「鋼の錬金術師」、意外とよさそうじゃね?

そう……だいたい山田の演技はすごい……そして鋼の錬金術師の人気もすさまじい………だがそれをかけあわすことがまずかったんだよ山田は何も悪くないよ誰だよ実写やろうぜとか言い出したの

ハガレン…実写どうなるんだろうか………
まあ実写からでも全然かまわないから漫画自体も興味を持って「鋼の錬金術師」という作品を愛してくれ…
すげーいい話だから…エドとアルが頑張ってるから…
原作ファンからはそれだけだ…

ハガレン実写で文句言ってる人たち、山田くんの努力も知らずにそんなこと言わないで、舐めんなよ?みたいな事言ってる人もいるが…あのな…キャストは別に罪ないの…私たちが一番キレてるのは『何故鋼の錬金術師なんだ』ってところな…

相変わらず「キャストが~」「これの実写化だけはやめてくれ~」系の声が多く見られます。まあ、わからなくもないですけどね。「わたしの好きなインディーズのバンドが、メジャーデビューすることの寂しさ」的な感情というのは。

でも、まがいなりにも原作ファンを標榜するのなら、実写化で多くの人の目に触れることを喜び、応援することこそ真のファンではないのだろうか、と思うんですが。

原作は熱狂的なファンだけのものではないですからね。

 

それはさておき、今回ぼくが気になっているのは、実写版の監督を担当される曽利文彦氏。動画では映画『ピンポン』が代表作として紹介されていますが、他にもこんな作品を手がけられています。

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注目すべきは、『アップルシード』『ベクシル 2077日本鎖国』ですね。いずれもフルCGアニメーションで映像化された作品です。これらの作品が10年以上前に作成されたことを考えると、曽利監督は日本でも有数のCG監督の一人と言えます。

さらに、人気マンガの実写化作品『ピンポン』『あしたのジョー』を手がけられているため、実写映画監督として、CGクリエイターとして、両面で実績のある監督ということもポイントですね。

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つまり、フルCGで描かれる甲冑姿のアルや、錬成陣、錬金術のエフェクトには大いに期待できるということであり、CGを多用することになるファンタジー・アニメの実写化ということで、曽利監督の抜擢は、間違いないということです。

もちろん、キャストの演技はストーリーも映画の完成度を高めるために不可欠の要素ですが、とりあえずはあまり悲観することもないかな、とは思います。

実写映画『鋼の錬金術師』の公開は2017年冬。あと1年、特報でどれだけぼくたちを楽しませてくれるのか、期待して待ちましょう。