良い知らせと悪い知らせがある

良い知らせと悪い知らせがある

本当に良い映画も、良くない映画もレビューします。

映画館によそから飲食物を持ち込むやつは◯ね!モラルを知らない観客に苦言を呈す。

この記事をシェアする

筆者の厳選記事5選

映画館の飲食物

映画の世界に没入していたら...

隣の席からペットボトルのふたを開ける「キリッ」という音。

コンビニ袋をガサガサいわせる音。

映画館には不釣り合いなほど強烈なニオイ。

そんな経験、だれにでもありますよね?

おいやめんか!!ちょっとそこになおれ、映画館によそで買ってきた飲食物を持ち込む不届き者が。

今回は、映画鑑賞のルールとモラルの観点から、飲食物の持ち込み行為に苦言を呈させていただきます。

 

映画館からのお願い

www.tohotheater.jp

ご利用の際のお願い - ユナイテッド・シネマ豊洲 | 三井ショッピングパーク アーバンドック ららぽーと豊洲3F | 映画館

www.cinemasunshine.co.jp

どの映画館でも、「ご遠慮ください」とお願いするレベルで、飲食物の持ち込みをきびしく禁止しているわけではありません。だからといって、飲食物の持ち込みが許されるかと言えば、そんなことは断じてないわけで。

全国の映画館が加入している全興連関連団体には、次のように書かれています。

よくあるご質問 | 全国興行生活衛生同業組合連合会

「重要な施設維持のための利益をあげる要素の一つですから、それを阻害するような持ち込みを禁止するのは当然と思われます。」


映画館の収益構造といえば、チケットの売上げが真っ先に思い浮かびますが、その4割から7割は、映画の配給会社に支払われます。

日本における映画興行のシステムと現状

興行会社は映画料として興行収入のうちの一定割合を配給会社に対して支払う仕組みになっています。この支払割合はロードショーの場合、通常40%~70%

つまり、チケットの売上げによる利益だけでは、施設の維持が困難なため、ほとんどの映画館では、館内のレストランやフードの販売などの収益をアテにしているわけです。

それなのに、よそから飲食物を持ち込まれては、はっきり言って商売あがったりでしょう。営業妨害に加担していると言っても、言い過ぎではない。


「見つからなかったらいいじゃん」意識の低い反論に苦言

「見つからなかったらいいじゃん」

「みんなやってるんだし、別にいいじゃん」

「別にまわりに迷惑かけてるわけじゃないし」

こんな意識の低い発言はやめましょうよ。銭湯でキンタマ洗わずに湯船に浸かるおじさんがいたらどう思いますか?見つからなければいいとか、みんなやってるとかの問題じゃないでしょう。公共の場である以上、そこにはモラルやマナーというものが必要になってきます。

自分は生活に困っているでもないのに、貧困をダシに使うとか人間終わってるよ。

こういう人たちに限って、「ルールで禁止されてるわけじゃないし」「お金払ってるんだから自由でしょ」などと意識の低い反論を重ねるんですよね。

「映画を観させてもらっている」という意識が完全に抜けているんだよなあ。

「だって映画館のフード高いんだもん」

こんな発言もありますね。気持ちはわかりますよ。ドリンク安くても300円以上はしますし、これにポップコーンを付けるとなれば、1,000円を超えたりもします。

さらに、「多少高くても映画館の収益のためと思って払おうよ。」なんて言うと、「貧乏人は映画館に来るなってことか」という反論が返ってきそうです。

はっきり言います。ぼくの主張ですので発言の責任はすべてぼくが取ります。

「貧乏人は~とか抜かすやつこそ映画館に来るな。」

貧乏人は発想も貧困なのか、と。映画が始まる前に食べてくるか、終わってから食べに行けばいいでしょう。それに、コンビニのペットボトルが150円、映画館のドリンクが300円くらいとすれば、コンビニの倍の価格とはいえ、そんなに財布を圧迫するものではないと思いますが。

それに、「貧乏人は~」とかいう意識の低い反論をする人が、本当に生活に困っているかと言ったら、そんなことはない。よそでどうでもいいことに金使ってません?

というわけで、まとめ。

映画館で販売されているフードが映画館の貴重な収入源である以上、よそからの持ち込みは営業妨害以外のなにものでもない。

「見つからなければ~」「まわりに迷惑さえかけなければ~」という考え方が浅ましい。そもそも映画館の営業妨害になってるわけだから、迷惑かけてるんだよ。人間としてのモラルに欠けていることを自覚すべき。

ぼく自身の自戒も込めて、どこかで「モンスター客」になっていないか、いま一度振り返ってみようと思います。