立川シネマシティが東京で最強の映画館であることの補足と、フェアに短所も書く。
こちらの記事が思いのほか読んでいただいてるので、補足の記事をアップすることにしました。
補足を書くにあたって、コメント等でご指摘いただいた皆さま、この場を借りて御礼申し上げます。
それでは、「立川シネマシティが東京で最強の映画館である理由」の補足です。
補足1 キャンセル料金が無料
一般的なチケット料金は、大人1,800円。
これをどうしてもキャンセルしなければならない場合、気になるのはキャンセル料金やチケット払い戻し制度である。
シネコン最大手「TOHOシネマズ」では、チケットの払い戻しはいかなる理由があれ、不可とされている。
キャンセルの規定は映画館によってそれぞれではあるが、シネマシティでは開始の20分前までであればキャンセル可、チケット料金は全額返金される。
急きょ別の予定が入ったとか、交通機関が遅延したとか、不可抗力で止む無くキャンセルせざるを得ない場合に、非常に助かるシステムである。
補足2 本編上映前の予告が短い
公開予定作品の予告、企業のCM、映画館のマナーを訴えるショートアニメ、映画泥棒...
「早く本編はじまらないかなあ~」と思ったことのある映画ファンは多いだろう。
またまた引き合いに出して申し訳ないのだが、某シネコンでは鷹の◯団やら◯社員やら「上映前はお静かに」やら、やたらと本編上映前の映像が多い。
それらが楽しければ何も文句は言わないのだが...
ぼくには食合せが悪いようで、まったく退屈でしょうがないのが残念でならない。
でもTOHOシネマズ大好きですから、山崎紘菜ちゃん大好きですから、ぼくは!
一方のシネマシティ。
本編前の映像といえば、映画泥棒、新作の予告2~3本と、実に潔い。
2016/11/21 追記:
先日「新宿ピカデリー」で映画を鑑賞したのだが、とにかく企業PRと予告が長い!映画の上映開始時間から本編がはじまるまで、じつに10分間が企業PRと予告映像。
一方、シネマシティは映画泥棒と予告で3分ほど。この差は大きい。
新宿ピカデリーで鑑賞した映画はこちら。
さらに、シネマシティの潔さを語るひとつのエピソードを紹介したい。
それは2015年の『マッドマックス 怒りのデスロード』最終日・最終上映回のことである。
最終日ということで、シネマシティのスタッフさんによる楽しいマイクパフォーマンスから、宴ははじまった。
それが本編上映の10分間もよおされ、会場のマッド...もといテンションがマックスに到達したタイミングで、スタッフさんのひとこと。
「今回の上映は予告編ナシです!映画泥棒もありません!いきなり本編突入します!!」
「ウオオオオオーーー!!イモーターーーン!!!」
ウォーボーイズ(観客)たちから割れんばかりの喝采。
そして照明が落ちると同時に本編開始、V8エンジンの咆哮が極音用のスピーカーによって会場じゅうに叩きつけられるという最高の出だし。
まさに最下層民に恵みの水を浴びせかけるイモータンジョーのごとき粋なはからいである。
こんな映画体験ができるのは、シネマシティをおいて他にはあるまい。
...と、「予告が短い」ことを書くためにだいぶ脱線した気もするが、まあとにかく、予告映像は短いことに越したことはない。
シネマシティの短所
過去の記事と今回の記事で「立川シネマシティ最強説」を裏付けてきたわけだが、短所も書いておかねばフェアとは言えないだろう。
そこで、重箱の隅をつつくようで心苦しいが、シネマシティの短所を紹介する。
座席数が近隣の大手シネコンより少なめ
シネマシティに比較的近い、東京都府中市にある「TOHOシネマズ府中」の座席数と比較してみると、やはり見劣りするところはある。
映画『君の名は。』座席数、いずれも最大キャパシティの会場で比較。
TOHOシネマズ府中 SCREEN 2 座席数 499+2車いす席
シネマシティ a studio 座席数 382
こういったキャパシティの事情もあり、シネマシティで公開される人気作ともなると、予約が殺到し、なかなか座席が確保できないのがネックとなる。
さらに、「プレミアムシート」「ラグジュアリシート」といったサービスもシネマシティにはない。
もちろん、シネマシティにはそれをカバーしてあまりある極上爆音上映があるのだが。
シネマ・ワンとシネマ・ツーを間違いやすい
これが最大の短所と言えるかもしれない。
シネマシティにはそれぞれ「シネマ・ワン」「シネマ・ツー」と呼ばれる2 つの会場がある。
基本的にはシネマ・ワンが邦画、シネマ・ツーが洋画となっているが、たとえば『シン・ゴジラ』や『君の名は。』はシネマ・ツーで上映されているし、公開中のトム・ハンクス主演『インフェルノ』は、シネマ・ワンで上映されている。
ややこしいと言えば、ややこしい。
いずれの会場も徒歩5分ほどの距離にあるのだが、上映開始ギリギリで会場を間違うとたいへん面倒なことになる。
現在、絶賛上映中の『この世界の片隅に』の極上音響上映は、シネマ・ワンで。
というわけで、まとめとおさらい。
立川シネマシティが東京で最強の映画館である理由。
理由1 シネマシチズン入会でチケット料金が大人1,000円
理由2 唯一無二の極上爆音上映
理由3 上映作品のラインナップがクレイジー
補足1 キャンセル料金が上映開始20分前までなら無料。
補足2 本編開始前の予告が少ない
あえて言おう、立川シネマシティの短所。
短所1 座席数が少なめ
短所2 シネマ・ワンとシネマ・ツーを間違いやすい