良い知らせと悪い知らせがある

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年末年始は何して過ごす?Huluで映画ざんまい!Huluおすすめ日本映画30選【随時更新】

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筆者の厳選記事5選

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こんにちは、元村元(@motomurahajime)です。

2016年も残り1ヶ月を切り、街ではクリスマスやお正月に向けて着々と準備が進んでいる今日このごろ。

イベントが続くシーズンですが、「寒い冬はやっぱり家でのんびり動画ざんまい!」ということで、先日公開した「Huluおすすめ洋画50選」はもうお読みいただけたでしょうか。

【関連記事】

冬休みは何して過ごす?Huluで映画を観まくろう!Huluおすすめ洋画55選

 

今回はその続き。「Huluおすすめ邦画30選」をお届けします。

 

注意事項

  • 作品のジャンル分けはHuluに準拠しています。
  • あくまで個人的におすすめしたい映画をご紹介しています。
  • シリーズでもとくに紹介したい作品があれば、複数ご紹介しています。
  • 映画の作品紹介はHuluの動画紹介から引用しました。

以上のことを踏まえた上でお読みください。

 

 

おすすめドラマ映画

凶悪

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ある日、雑誌『明朝24』の編集部に一通の手紙が届いた。それは獄中の死刑囚から届いた、まだ白日のもとにさらされていない殺人事件についての告発だった。彼は判決を受けた事件とはまた別に3件の殺人事件に関与しており、その事件の首謀者は“先生”と呼ばれる人物であること、“先生”はまだ捕まっていないことを訴える死刑囚。闇に隠れている凶悪事件の告発に慄いた『明朝24』の記者・藤井は、彼の証言の裏付けを取るうちに事件にのめり込んでいく…。

リリー・フランキー、ピエール瀧の演技が高く評価されている作品ですが、強い正義感をもっているがために狂気に落ちていく主人公を演じた、山田孝之の細やかな演技があってこそ、作品の全体的な評価につながっているんだと思います。それにしても、最後の最後までだれひとり救われないさまが辛すぎる。気分を重くしたいときの視聴をおすすめ。

 

冷たい熱帯魚

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熱帯魚店を営んでいる社本と妻の関係はすでに冷え切っており、家庭は不協和音を奏でていた。ある日、彼は人当たりが良く面倒見のいい同業者の村田と知り合い、やがて親しく付き合うようになる。だが、実は村田こそが周りの人間の命を奪う連続殺人犯だと社本が気付いたときはすでに遅く、取り返しのつかない状況に陥っていた。園子温監督による金字塔的傑作!

ひたすらキツイし、グロいし、わけわかんないし、最後まで一切の救いがありません。園子温の狂気がそのまま具現化したような作品。視聴者こそ取り返しのつかない状況に陥ります。本当に犯罪を犯すような人って、意外と身近にいて、普段はいい人を装ってるものなんですね。その紙一重感が、また恐ろしさを倍増させます。

 

蛇にピアス

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心の穴を埋めるために、ピアス、刺青で身体改造するヒロイン、ルイを全身全霊で演じたのは吉高由里子。みずみずしい存在感をアピールしていた彼女が、本作ではハードな役を演じ切っている。

Huluの「すべての人気順」でトップにくる作品。まあ、吉高由里子の見事な脱ぎっぷりを考えれば納得ですけどね。笑 吉高由里子のヒリヒリした魅力と狂気と脱ぎっぷりに溢れた作品です。

 

幸福の黄色いハンカチ

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第1回日本アカデミー賞作品賞、キネマ旬報ベストワンなど、1977年度の映画賞を独占した山田洋次監督の代表作のひとつ。北海道を舞台に刑務所帰りの中年男と偶然出会った若い男女が、それぞれの愛を見つけるまでを描いた感動のロードムービー。

ポスターやDVDのパッケージで結末はわかっているのに… 「ハンカチはぶら下がっているの?奥さんは待っててくれてるの?」ドキドキが止まらない。山田洋次監督の演出が成せる技ですね。ナンパで知り合った欽也と朱美が、島夫妻の愛情に心打たれて互いに愛し合うようになるもうひとつの結末も良い。

 

海月姫

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とある古びたアパート、天水館 (あまみずかん)。そこで暮らす倉下月海 (つきみ) はオタク女子友達と共同生活を送っていた。「男を必要としない人生」を信条に、自らを「尼~ず」と呼び、それぞれのオタク道を極めるゆるい毎日。

お話はオタク女子たちがイケてる男子の力を借りて、世間にカウンターパンチを食らわす王道のサクセスストーリー。何よりも素晴らしいのはキャラクターの造形です。能年玲奈(のん)演じる海月オタク・月海の可愛らしさ、菅田将暉演じる女装子・蔵之介の掛け合いは、観ていて多幸感すら味わえます。

 

DEATH NOTE デスノート

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警視庁の刑事部長を父に持つエリート大学生・夜神月 (やがみライト) は、ひょんなことから「このノートに名前を書かれた人間は死ぬ」と書かれた死神のノートを手に入れる。試しに有名殺人犯の名を書き込んでみると、翌日の新聞にはその男の獄中死が報じられていた。

原作マンガ未読でも楽しめます。デスノートのルールがやや複雑な感はありますが、冒頭のスリリングさは見ものです。ただ、キャラクターに関しては、ほころびが見え隠れしますね。主人公の月(ライト)に原作ほどのカリスマ性や冷静さがなく、じゃっかん無計画に見えるし、Lも論理的というよりは直感が鋭い天才肌の変人という印象が強くなっているのが残念。

 

壬生義士伝

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その男、名は吉村貫一郎。幕末の混乱期に、尊皇攘夷の名のもと、京都府中守護の名目で結成された新選組の隊士である。名誉を重んじ、死を恐れない武士の世界において、彼は生き残りたいと熱望し、金銭を得るために戦った。全ては故郷の妻と子供たちを守るためだった。

後半がじゃっかん長く感じるのが少しだけ残念。かなり泣かせにくるシーンではあるんですけどね。でも、前半はかなり引きこまれます。新撰組の隊士たちのキャラクター付けもさることながら、殺陣のシーンは刀の重さをしっかり感じ取れて良い。

新選組好きとしては、官軍に追い込まれていく彼らの姿は観ていて辛いものがあります。 

 

紙の月

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バブル崩壊直後の1994年。夫と二人暮らしの主婦・梅澤梨花は、銀行の契約社員として外回りの仕事をしている。細やかな気配りや丁寧な仕事ぶりによって顧客からの信頼を得て、上司からの評価も高い。何不自由のない生活を送っているように見えた梨花だったが、自分への関心が薄い夫との間には、空虚感が漂いはじめていた。

原作小説に登場しないキャラクターを加え、よりサスペンス性を高めた作品に仕上がっています。とくに小悪魔的な若手OLを演じた大島優子が良い。演技上手くなったなあ〜とどこか感慨深さすら抱きます。男性ゆえ女性同士の職場の軋轢などはわかりませんが、心底こんな職場じゃ働きたくないなあと思ったり(褒め言葉)。

 

宇宙兄弟

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幼いころの約束を守るためにまっすぐに突き進むROCKな兄弟・ムッタとヒビトに、若手屈指の実力派人気俳優の小栗旬と岡田将生。兄・ムッタが憧れる宇宙飛行士候補生せりかを麻生久美子。そして、兄弟の夢を温かく見守る宇宙飛行士選抜試験官に堤真一という日本映画界屈指の豪華キャストが集結。

原作マンガは1巻のみ読んで映画を鑑賞。「ナメてかかったら意外と良かった」部類の映画でしょう。JAXAの全面協力もあって、採用試験のシーンは興味津々だし楽しいしで見ごたえがあります。ラストのロケット打ち上げシーンはグッと来ましたね。人気マンガの実写映画のなかでは、なかなか頑張ってる方ではないでしょうか。

 

たそがれ清兵衛

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平侍の井口清兵衛は妻を亡くし、二人の娘と老母のために下城の太鼓が鳴ると家路を急ぐ毎日。同僚たちはそんな彼を“たそがれ清兵衛”と呼んでいた。ある日、幼なじみの朋江を救ったことから剣の腕が噂になり、上意討ちの討手として清兵衛が選ばれてしまう。清兵衛は藩命に逆らえず、朋江への想いを打ち明け、切腹を不服とする余吾膳右衛門が立てこもる死地に向かった。

筆者は個人的に真田広之という俳優が大好きでして、さすが元JAC(Japan Action Club)の真田広之、殺陣は一級品。さらに、初の時代劇とはいえ、さすが山田洋次監督の作品。時代考証や背景の描き込みはさすがの匠の領域です。なんて贅沢な時代劇なんでしょう。

 

隠し剣 鬼の爪

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東北の海坂藩に籍を置く片桐宗蔵は、かつて女中奉公に来ていた娘・きえと再会を果たす。しかし、大きな油問屋に嫁ぎ、幸せに暮らしていると信じていたきえの、寂しげな後ろ姿に胸を痛める。数ヵ月後、きえが病で伏せっていると聞いた宗蔵は、主人に離縁状を用意するよう申し伝え、自らきえを背負って自分の家に連れて帰るのだった。

山田洋次監督時代劇の第2弾。永瀬正敏演じる朴訥な主人公・片桐と、敵役の家老を演じた緒形拳の憎憎しさ、最高じゃないですか。ラストの「鬼の爪」が炸裂するシーンは、どんなに派手な殺陣よりも恐ろしさを感じますね。まさに隠し剣!まさに暗殺剣!ラストもハッピーエンドで清々しい。

 

SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者

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元 “SHO-GUNG” メンバーのマイティは、ラップをあきらめきれず東京へ。恋愛系右翼ヒップホップ・クルー “極悪鳥” のメンバー入りのチャンスを狙い、パシリの扱いに日々耐えるが、非常な仕打ちに遭い怒りのあまりメンバーの一人に大ケガを負わせてしまう。追われる身となり逃亡したマイティは、違法行為で商売する大人たちの下で働きはじめる。

ライムスター宇多丸師匠が激推しする作品のひとつですが、主人公は真性のクズだし、一部を除いた登場人物のほとんどが人間として終わってるしで、正直イライラするばかりで筆者はあまり乗れませんでした。が、クライマックスのLIVEは思わず目頭が熱くなりました。おいHulu!1と2も配信してくれよ!

 

突入せよ! 「あさま山荘」事件

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人質を必ず生きて救出すること…。1972年2月19日。連合赤軍5人が、「あさま山荘」にひとりの女性を人質に立てこもった。それが長野県警、警視庁の猛者たちが繰り広げた、10日間にもおよぶ史上最大かつてない激烈な攻防の始まりだった。

事件を解決した側からの視点で「あさま山荘事件」を描写した作品。ヒロイックな事件解決物語というよりは、警察組織のグダグダや縦割り行政の弊害など、リアルな社会問題としての部分にスポットを当てています。

歴史の教科書かテレビの特番くらいでしか観ることのなくなった「過去の事件」ですが、現代でも同じような事態が起こりうるのではないかと、如実に連想させられるつくりになっています。

 

おすすめアクション映画

GONIN

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社会の水に馴染めずに生きている5人の女たちがたまたま居合わせた宝石店で、5人組の宝石強盗に出くわす。だが女たちは怯むどころか逆襲に転じ、拳銃を奪い取り、お互いの名前も知らぬまま、時価10億円の宝石を盗んで逃走してしまう。しかし、宝石を横取りされた強盗の背後には、暴力団の大きな影があった。

まだバブルの残り香がする90年代の雰囲気がグッド!出てくる登場人物がみんな狂ってるのに色気があって、ヒリヒリする魅力をたたえている。とくにビートたけしは圧巻。『アウトレイジ』でもキレッキレのバイオレンスなヤクザ役だったけど、こちらでは存在そのものが刃物のようなヒットマンを演じている。最高にデンジャラスな俳優たちの共演、闘演をご堪能あれ。

 

機動警察パトレイバー2 The Movie

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2002年冬。横浜ベイブリッジに謎のミサイル投下…。報道はそれが自衛隊機であることを告げるが、該当する機体は存在しなかった。これを機に続発する事件は警察と自衛隊の対立を招き、事態を重く見た政府は実戦部隊を治安出動させる。東京に<戦争>を再現した恐るべきテロリストを追って、第2小隊最後の出撃が始まる!

押井守監督が手がけた作品のなかでも1、2を争う傑作でしょう。自衛隊のクーデターという、未曾有の事件にもかかわらず関心を示さない一般の市民、自衛隊、警察、行政がそれぞれ足を引っ張り合うなど、現実に起こりえそうな事態を描いています。
原作の『パトレイバー』とは雰囲気が違って、かなりリアル路線、シリアス路線に振り切っています。だからこそ、突き抜けて面白い。

 

おすすめコメディ映画

超高速!参勤交代

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江戸時代。1万5千石の小藩・磐城国湯長谷藩に存在するという金山略奪を狙い、江戸幕府が無理難題を吹っ掛ける。「5日以内に参勤交代しなければ、藩を取り潰す!」。金も時間もない湯長谷藩。参勤交代を果たし、無事に藩を守ることができるのか?!

参勤交代の顛末を描くだけかと思いきや、コメディ、シリアス、本格的な殺陣までしっかり準備されています。歴史の教科書でしか知り得なかった「参勤交代」を、ここまでのエンターテイメントに仕上げてしまったのは見事。あと深キョン可愛い。

 

デトロイト・メタル・シティ

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カルト的人気を誇る若杉公徳の漫画原作を実写映画化。心優しい青年・根岸は、オシャレな渋谷系ポップソングミュージシャンを夢見て大分の田舎町から上京したが、奇抜なメイクと演奏でカリスマ的人気の悪魔系デスメタルバンド「デトロイト・メタル・シティ」に仕方なく参加しているうちに、中心メンバーの「ヨハネ・クラウザーII世」として活躍する羽目になってしまう…。

「奇抜な青春もの」かと思いきや、実はかなり正統派の「ヒーローもの」です。ヒーローとしての活躍、葛藤、挫折、そして復活…と、ヒーローものの文脈をしっかりと踏まえた構成になっています。本格的なメタルファンからすると「メタルなめんな」映画なのかもしれませんが、そうでもない、メタルとはライトな距離感を持った人が観ると、かなり楽しめる作品になるのでは。

 

Shall we ダンス?

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真面目でごく普通のサラリーマン杉山正平は、ある晩、ダンス教室の窓べにものうげにたたずむ美しい女性を通勤電車から見た。家庭にも会社にも何の不満もなかったが、どこか空しさを感じていた彼が、数日後、ためらいながらもダンス教室の扉を開くと、そこには「社交ダンス」の摩訶不思議な世界が広がっていた…。

おそらくこの映画が公開されるまでの社交ダンスは「中高齢者がたしなみでやるもの、クラシックなもの」というイメージだったと思います。それを一変させ、一級のコメディドラマにしてみせた周防正行監督の手腕は賞賛に値します。ダンスの美しさだけでなく、競技としてのエンターテイメント性も楽しめる作品になっています。

 

シコふんじゃった。

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楽して人生を乗り切ろうとする典型的現代学生、山本秋平は卒業単位と引き換えに廃部寸前の相撲部に入部させられ試合に出場することになる。しかし彼が足を踏み入れた相撲の世界には、それまで経験したことのなかった熱く魅力的な何かがあったのだ!

『Shall we ダンス?』の周防正行監督作品。当時演技のできるアイドルとして絶頂の人気だったモックンこと本木雅弘にマワシを付けて相撲を取らせるなんてよくやったなあと。ひたむきに相撲に取り組み、体を作り込んだ彼の演技に拍手を贈りたくなりますね。イケメンが相撲を取るというビジュアルは奇抜だけど、王道スポ根モノとして楽しめる作品です。

 

おすすめホラー・サスペンス映画

犬神家の一族

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名探偵・金田一耕助 登場。華麗なる連続殺人事件。日本の製薬王が残した莫大な遺産と謎の遺言状。呪われた一族の抗争を予期した顧問弁護士は名探偵・金田一耕助を呼び出すが、彼と会う前に何者かに殺害されてしまう。それを契機に、一族が次々と手の込んだ殺され方で命を落としていく。

逆さの死体や青沼静馬のビジュアルが強烈過ぎて敬遠されがちですが、期待以上の面白さを味わえるということでおすすめしたい一本。一度めは流して観て、次に時代劇研究科の春日太一さんの解説を聴いて、もう一度観ると、作品の奥深さ、キャストの妙、計算しつくされたシーンに驚かされます。『シン・ゴジラ』の庵野秀明監督に引き継がれた明朝体のテロップにもぜひご注目。

【関連動画】

【WOWOWぷらすと】春日が語る金田一|WOWOW動画 【旧:W流】

 

リング

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「ビデオに殺されるなんて」 見ると一週間後に死ぬ、噂の呪いのビデオの取材をしていたTVディレクター・浅川玲子の親戚の娘が、そのビデオを見て死んだ。事件を追いかけるうちに玲子もそのビデオを見てしまう。彼女に相談され、別れた夫で超能力者の高山竜司もまたビデオを見る。限られた時間の中で謎に挑む二人は、やがて山村貞子の名にたどり着く…。

今となってはギャグ要素のひとつとなってしまった「貞子」ですが、当時を知る人間からすると、「なんて恐ろしいホラー映画を作ったのか!」という思い。もう怖かったですよ~怖いんだけど画面から目が逸らせない。釘付けになって観てました。

この作品も公開されて約20年。「リング」シリーズを知らない今の若い世代の人にぜひ当時の筆者が味わった恐怖を体感してほしいですね。

 

おすすめSF映画

ゴジラ(1954)

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原水爆実験の影響で、大戸島の伝説の怪獣ゴジラが復活し、東京に上陸。帝都は蹂躙され廃墟と化した。ゴジラ抹殺の手段はあるのか…。

戦後9年でこのレベルの特撮映画を完成させた技術、ゴジラという世界に誇るキャラクターと作品の完成度、どれをとっても最高峰の映画。本当に優れた映画というのは、公開がどれだけ古くても、どの時代でも普遍的なメッセージを内包しているものなんですよね。『シン・ゴジラ』が公開された2016年にこそ観ておくべき作品です。

 

ゴジラ (1984)

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大黒島噴火の折に消息を絶っていた一隻の漁船が発見された。船からは放射能の影響で巨大化したフナムシが発見され、ただ一人救助された生存者は巨大な生物を目撃していた。生物学者・林田はゴジラが蘇ったと断定。原子力発電所を襲ってエネルギーを蓄えたゴジラは、自衛隊の精鋭部隊が待ち構える東京湾に姿を現した。

『シン・ゴジラ』公開ということでこちらもおすすめの一本。「核」そのものであるゴジラ、そのゴジラに対抗しうる唯一の武器としての「核」、いずれも人類を滅ぼしかねない存在であり、東西冷戦下にあった当時の「核」というテーマについて真摯に向き合った作品です。ゴジラ上陸時の熱線のシーンは圧巻!

 

ゴジラVSメカゴジラ

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古生物学者の大前博士と助手の五条梓はアドノア島で謎の卵を目にするが、そこに怪獣ラドンが襲来。続いてゴジラも出現し、ラドンとの戦いが繰り広げられた。そして、日本に運ばれたその卵からベビーゴジラが誕生する。ベビーゴジラを追って上陸を果たすゴジラ。その頃、国連G対策センターは、超兵器・メカゴジラを完成させていた。

重厚なオープニングは必見。何が良いって、『シン・ゴジラ』で非常に評判の良かった、エンドロールの最後を飾った「VSメカゴジラ」テーマ曲ですよ。中盤の中だるみはあるものの、クライマックスの幕張決戦は、それまでのウップンを晴らすような激アツバトル。合体メカありゴジラ覚醒あり熱戦の撃ち合いありでもう最高。

 

ガメラ2 レギオン襲来

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地球を襲う新怪獣の名はレギオン。シリコンを活力源に巨大草体と共生しながら爆発的に繁殖してゆく。空・陸からの数千匹にも及ぶ兵隊 (ソルジャーレギオン) と翔 (はね) レギオンの攻撃にガメラ絶体絶命のピンチ! 復活を願う子供たちによる必死の祈りはガメラに届くのか!?

『シン・ゴジラ』以前に、単なるヤラレ役ではなく、怪獣に対抗しうる「国防の象徴」としての自衛隊を描いた作品です。平成ガメラシリーズだけでなく、特撮映画氏に残る傑作!自衛隊が怪獣相手に奮闘するのも観ていて楽しいですし、劇中の台詞がアツいのもアガりますね。

「持てる全ての火力をレギオンの頭部に集中!ガメラを援護せよ!」

 

おすすめアニメ映画

秒速5センチメートル

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小学校の卒業と同時に離ればなれになった遠野貴樹と篠原明里。そんなある日、大雪の降る中、貴樹は明里に会いに行く…。

鑑賞した個々人の恋愛経験だったり、恋愛論で抱く感想も変わってくることでしょう。最後まで気持ちを打ち明けない、煮え切らない主人公が批判されがちなんですが、それこそ新海誠作品の魅力である、そこはかとない「もどかしさ」だと思うんですよね。

アニメファンやオタクを通り越して国民的に大ヒットしている『君の名は。』が、新海誠監督の作品としてはイレギュラーなんですよ。

 

言の葉の庭

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靴職人を目指す高校生・タカオは、雨の朝は決まって学校をさぼり、公園の日本庭園で靴のスケッチを描いていた。ある日、タカオは、ひとり缶ビールを飲む謎めいた年上の女性・ユキノと出会う。ふたりは約束もないまま雨の日だけの逢瀬を重ねるようになり、次第に心を通わせていく。

映像美は言うまでもなく一級品なんですが、ちょっと難解にすら思えるふたりの恋愛模様に引き込まれるかどうかで大きく評価が分かれる作品になるのではないかと。45分という短さなので、サラッと観てみたら意外な掘り出し物だったと感じる人もいるかもしれませんね。

ちなみに、同じ新海誠監督の『君の名は。』にユキノ先生が登場してます。見つけてみよう!

 

茄子 アンダルシアの夏

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主人公ぺぺはひたすら走っていた。照りつける熱い陽射しの中を、南スペインの乾いた道を。 “ブエルタ・ア・エスパーニャ”。“ツール・ド・フランス” と並ぶ「世界三大自転車レース」の一つ。勝利に恵まれず、レースの真っ只中、解雇を言い渡される。やがて生まれ育ったアンダルシアの村にさしかかる。そこでは、兄アンヘルと、かつての恋人カルメンの結婚式が行われていた。

元恋人が実の兄貴の結婚相手かあ~辛いっ!大人向けの作品です。とにかく無駄を削ぎ落として、47分という短い上映時間のなかにかなりの情報量を詰め込んでいます。極めつけは自転車レースのシーン。力強く、早く、爽快感がある。ジブリの宮﨑駿監督が「この映画がわかるやつは本物だ!」というメッセージを贈ったそうですが、なるほど確かに。

 

パプリカ

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精神医療研究所が開発した、他人の夢を共有できる画期的テクノロジー"DCミニ"が盗まれた。それを機に研究員たちは次々に奇怪な夢を見るようになり、精神を冒されていく。

奇抜で、意味不明で、エロくて、懐かしくて、どこか切ない、掴みどころのない「夢」に真摯に向かい合い、映像化してみせた作品。とくに中盤のパレードのシーンは圧巻。これまでに観たことのないような強烈なインパクトを味わうこと間違い無し!

 

東京ゴッドファーザーズ

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ギンちゃん、ハナちゃん、ミユキ。新宿で暮らすホームレス3人組。彼らはクリスマスの夜、ゴミの山の中で生まれたばかりの赤ちゃんを発見した。勝手に“清子”と命名し、ゴッドファーザー(名づけ親)となった3人は、雪ふる街を、親を探してさまよい歩く。

全編ドタバタコメディでありながら、赤ちゃんの素性を探る話の軸と、ホームレス3人の過去を紐解いていく話の軸が、同時進行していき、サスペンス的要素も楽しめる。ご都合主義という批判もできるが、そこはクリスマスの奇跡がもたらした出会いから始まってるってことで(『君の名は。』もそんなものだよね)。

 

配信が終了したけどおすすめの映画

執筆中にHuluでの配信が終わってしまった作品も、消すのはもったいないのでご紹介します。

※Amazonプライムビデオで視聴可能な作品には、【プライムビデオ】と記載しています。

 

舟を編む

出版社・玄武書房に勤める馬締光也 (まじめ みつや) は、営業部で変わり者として持て余されていたが、言葉に対する天才的なセンスを見出され、辞書編集部に異動に。新しい辞書「大渡海」見出し語は24万語。完成まで15年。編集方針は「今を生きる辞書」。個性派ぞろいの辞書編集部の中で、馬締は辞書編纂の世界に没頭。

ものづくりに関わったことのある人にぜひ観てほしい一本。どんな仕事でも人との関わり合いなしには達成できないこと、決して派手さはないけれども、仕事に誠実に向き合うことを教えてくれます。辞書が形づくられていく過程が主人公・馬締の成長過程とリンクしているのも面白い。紙の本が愛おしくなる作品です。【プライムビデオ】

 

というわけで、まとめ。

「Hulu洋画おすすめ」と同じく50選にするつもりでしたが、厳選すると30作品が精一杯でした。すみません…

まあ、Huluはもともと海外の動画配信サイトということで、もう少し邦画の配信も増やしてもらえると、さらにおすすめしたい作品も出てくると思います。

作品によっては12月中に配信が終了してしまうものもありますので、こちらも洋画おすすめと同様に、随時更新していきます。

今後はこちらの記事で書いたように12月の目標を達成するため、洋画と邦画合わせて100選を完成させますので、ぜひぜひ更新をお待ちください!

【関連動画】

2016年12月度の誓い。電子書籍を出版します。